【堺に三味線をとりもどそうプロジェクト】 とは
私は旅が好きで、国内外さまざまな地域を訪れてはその地域の民族・文化・自然に
触れている時が何より幸せな時間です。そのように旅をする中でとても感動することの一つに
観光客もそれほど訪れないような小さな町で、今まで名前を聞いたこともなかったような
その地域出身の偉人の記念館や記念碑があったり、名物や産業を紹介する資料館があったり
するというのがあります。
手作り感あふれる小さな資料館であっても、地域のみなさんがそのお国自慢を
とても大切にしており、後世に伝えていこうという気持ちを持っていらっしゃることに
感動するのです。
さて、私が三味線を習い始めた頃にとてもびっくりしたことがあります。
それは、三味線の始まりは大阪・堺であるということです。
長年堺市に住み、堺市の学校・会社にも通っていた私がこのことを知らなかったとは……
とてもショックでした。
日本の伝統文化に欠かせない三味線の始まりが堺なら、堺の学校で地域のことを学ぶ際に
三味線のことを取り入れたり、三味線博物館があったり、堺名物を図案化したものに
三味線が登場してもおかしくないのに、堺の伝統産業を紹介する冊子などでもまれに小さく
紹介されている程度です。
まずは堺や大阪の人たちに三味線のことについて知ってほしい、そして
「もののはじまり何でも堺」の中に三味線もぜひ加えてほしいと思い、
【堺に三味線をとりもどそうプロジェクト】を立ち上げたのです。
【堺に三味線をとりもどそうプロジェクト】 宣言
室町時代の終わり頃、琉球から堺の港に運ばれた三線(さんしん)が
本土の気候や文化に合わせて作り変えられ、三味線となりました。
私たちはここ堺を三味線の生誕地と認め、堺の三味線文化を盛り上げる
活動を展開します。
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