☆彡アマエビも好きすぎて

最近、悪いものを退散させる神様のようなのが新聞紙面に登場することが多く、そのたびに北海道の増毛を思い出します。……って、アマエビと違うか。でも口には出さずとも「似てるなあ」と思っている人はとても多いと思います。

増毛のお宿「ぼちぼちいこか増毛館」に泊まると、夕ご飯の時に一人一人お皿に山盛りのアマエビがついていました。増毛のアマエビはすごいんだよ。大阪で見る普通のエビくらいの大きさなのです。パナメイエビの「中」くらいといったらわかりやすいでしょうか。それでいて大味ではなく、とっても甘くておいしいんです。

で、増毛館の宿主Iさんが、巨大アマエビの効率的なむき方や食べ方をレクチャーしてくれます。最初は素直にその通りにやっているのですが、あまりに量が多いので面倒になり、4匹目くらいからはもう各々自己流にむいていました。

増毛館のお料理はとてもおいしくて、アマエビ以外にも別料金(でも安い)のタコしゃぶなど地元の海の幸たっぷり、しかもそれだけではなくてハンバーグとかグラタンとかみたいな洋食も添えてくれているので飽きることなく食べられます。このお料理をいただくのと、宿主Iさんご一家に会うためだけでも増毛に行く価値があると思います。もちろん自然は豊かで歴史的な施設とかの見学もできます。

※お料理の内容はその日の仕入れや宿主夫妻のご都合によります。常時アマエビなどがあるとは限りません。また、同内容でも状況により別料金になる場合もあるかもしれませんので、気になる方は予約時にご確認ください。

 

さてある日の我が家の夕食。その日は私が仕事で遅かったので、夫がご飯を作ってくれていました。カツオのたたきです。我が家のたたきはスーパーで売っているたたきじゃなくて、夫がネットなどで作り方を調べ、生のカツオから作ってくれます。なんかカタカナで書くとサザエさんみたいになりますね。生の鰹はスーパーで買ったやつです。

オニオンスライスと炒めたニンニクもついていて本格的です。そして今日は鰹以外にも何かあります。パックに入った大量の殻付きエビ。

「アマエビが安かってん」と夫。「うわあ、大きなアマエビやなあ。増毛のんかな~」「石川県産って書いてあるわ」「石川県でもこんなに大きなアマエビが獲れるんやなあ」とびっくりする私。

いざ食事が始まると、なんだかカニでも食べてるみたいにシーンとなりました。しばらくして夫がボソリと「アマエビ、食べるのめんどくさいな」夫が用意してくれたご飯なので文句が言えなかったのですが、お互い同じように感じていると知って私はホッとしました。殻をむくのも面倒だし長い脚も一気に外れないため手早くむけません。おまけにエビのにおいの汁が手首のあたりまで伝ってくるし(苦……)増毛からIさんにレクチャーに来てほしいほどです。

そのうち私は気づきます。苦労してむき終わったアマエビがお皿に乗っているのを見て「なぁなぁこのアマエビ、殻をむいたらいつもの大きさやな」「あっほんまや!」

 

そうです。私たちは知らなかったのです、アマエビの実体を。今まで大阪でアマエビを見る時は、お寿司屋さんなどですでに殻をむいてある小指よりも細いアマエビしか見たことがなかったのですから。

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コメント: 2
  • #1

    かんちゃん (木曜日, 27 5月 2021 20:32)

    大きさ一緒やったんや!甲殻類は殻剥いてる時、痒くなるしね。

  • #2

    雛澪 (日曜日, 30 5月 2021 00:26)

    それにエビのゴミは、翌日臭くなる生ごみワースト1やで。