先月から大阪市の「要約筆記者養成講座」に通い始めました。
私がこれから3~4年くらいかけて、身の回りをできる限り好きなもの、得意なもの、やりたいことばかりにしていこうという人生計画の一環です。現在も好きなものの割合がかなり高い毎日だと思いますが、今まで頑張って生きてきた自分に対してこれからの人生はより100%に近く好きなものに囲まれていようと計画しているのです。
仕事に関していえば、今のメインの仕事(会社員)はまあまあ好きで職場にも恵まれていますが、いかんせん「生活費を得るため」という目的がトップであり自分の能力が充分生かされているかというと疑問なので、メインの仕事の割合を少しずつ減らせるように、三味線や要約筆記など複数の自分に合った仕事で分散して収入を得ていければと思っています。
要約筆記とは、聴覚障害のある方(主に中途失聴の方かな)に同行して会議や講義その他の内容をパソコンで筆記し理解やコミュニケーションを手助けするという仕事です。手書きのコースもあります。
コロナの影響で開講が2回くらい延期となったため、講義日程がタイトになり12月までの間ほぼ毎週通うことになっています。遅刻厳禁、欠席は最高〇回まで、1回4時間の講義で毎回小テストありの結構ハードな講座ですが、久しぶりに全く初めてのことに挑戦できるうれしさでワクワクしています。やっぱり自分は勉強とか試験とか好きだったんだなあと思います。要約筆記の技術だけではなく、聴覚障害に関する専門的な知識や日本語の知識などの講義もあり、以前に日本語教師を志したものの病気で渡航を断念した私にはとても興味深い内容です。
先週の講義で初めて知ったこと。日本のいろんな地域で、地域ごとの発音、アクセントとかイントネーションとか決まったものがあって「標準語」「関西弁」などのくくりで呼ばれていますが、特にきまった発音がない地域(先生は都道府県で言ってました)が2か所あるそうです。さてそれはどこでしょう。答えはこのブログの最後に。
例えば「箸を持って橋の端をわたる」を標準語で言うのと関西弁で言うのとではイントネーションやアクセントが全く違うとか、同じ「うさぎ」という言葉でも標準語は「さぎ」が高く関西弁は「ぎ」だけが高いのですが、その2か所の地域では「う」を高く言う人も「さ」を高く言う人も「ぎ」を高く言う人もいて、どの言い方であっても特におかしくは思われないそうです。なんて不思議……言葉はロマンですね。
その地域とは、福島県と熊本県だそうです。
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かんちゃん (水曜日, 28 7月 2021 18:15)
志村けんさんが福島の親戚からよくギャグを思いついていたと仰ってたので、福島もかなり個性的なイメージがあるなあ!
雛澪 (木曜日, 29 7月 2021 00:27)
かんちゃん
そうなんやあ。
ところで、志村さんが主演するはずだった『キネマの神様』がいよいよ公開やね。