☆彡映画愛について

 前回アップした映画「X」に関するブログにコメントを下さったkirokuyaさんに

返信のコメントをしようとしたところ、映画愛があふれて随分長くなってしまったため、コメントではなく新規ブログとしてアップすることにしました。

 

 kirokuyaさんが東映の時代劇により映画に目覚めた話をされていました。東映といえば私の年代は「東映まんが祭り」でしょうか。例えば、仮面ライダーとゲゲゲの鬼太郎とバロム1の一話完結作品をまとめて一気に映画館で観られるようなもので、夏・冬休みの子供たちに人気の娯楽でした。同じ頃、同じように大人たちに人気の娯楽だったのが松竹の「男はつらいよ」だったのでしょう。

 時代劇は、三味線や着物に興味を持ちだしてから好きになりました。勧善懲悪や王道のストーリーは役者の魅力がものを言いますね。

 西梅田にあった大毎地下、それから同じビルの最上階は毎日文化ホールといったのかな? 20代の頃よく通いました。封切からそれほど時間が経っていない洋画の2本立てや3本立てが安価で観られて大好きでした。3本のうち本当に観たいのは2本であとは寝る時間、てなこともよくありました。

 千日前の国名小劇は「オトナの」映画館を経てもう閉館しちゃったのかな? オトナの(アダルト)映画館でない頃によく行ってました。この館の名前を正確に読める人は通ですね。

 テアトル梅田も9月末で閉館とのこと。ミニシアター系の映画は普段あまり観ないのですが、時々「なんでこの素晴らしい作品がもっと多くの場所で上映されないのかな」ということがありました。直近で言えば「ファヒム パリが見た奇跡」です。

 さて、なぜ私がミニシアター系の映画をあまり観ないのか、初めて深く考察してみました。それは私が「映画の第一の存在意義はその娯楽性にある」と考えているからだと思い至りました。映画を観て感動してそれがきっかけで深く物事を考えたり、人生を考えたり、描かれていた内容について思いめぐらすことはよいのです。でも、そのように深い考えに導かれるだろうことが予測される映画、または作り手がそれを期待していると思われる映画はちょっとしんどいのです。

 ミニシアターファンの方ごめんなさい。でもやはり私は「おもしろい」「楽しい」「怖い」「かっこいい・かわいい」「気持ち悪い」「スリル満点」「不思議」などといったプリミティブな感情をまず揺さぶられる映画、そしてその向こうに深いものがうっすら透けて見えるような映画が好きなのです。フランスが大好きなのにフランス映画が苦手なのもそういう理由からかもしれません。

 昔こういうことがありました。「ジュラシックパーク」の1本めを映画館で3回も観たと私が話したら、ただの怪獣(恐竜)映画としか思っていなかった友人(JP観ていない)が「私は映画を観るならそういうのでなく、感動する映画がいいなあ」と言いました。

 JP観てめっちゃ感動してめっちゃ泣いた私は幸せ者だなあとその時思いました。

 蛇足ですが、私はジュラシックパークシリーズの1本めと2本めが大好きで、それ以降はどれを観てどれを観てないかよくわからない程度です。でも間もなく公開の

「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」には期待しています。

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コメント: 2
  • #1

    kirokuya (木曜日, 21 7月 2022 04:40)

    雛澪さん、懐かしいお話ありがとうございます。

    ♪授業を抜け出して二人で出かけた~♪のは大毎地下と、あと戎橋劇場でした。‘いちご白書’の キムダービー、‘卒業’のキャサリンロス、‘ソルジャーブルー’のキャンディスバーゲンには上映中恋してました。
    (映画遍歴高校時代編)

    字幕追うのと2時間の着座が辛いので、最近めっきり映画館に足を運ばなくなりましたが、行ってみようかな‥
    ジュラシックワールド(^-^)/

  • #2

    雛澪 (金曜日, 22 7月 2022 16:40)

    kirokuyaさん、やはり大毎地下行かれてましたか!
    戎橋劇場も時々行ってたと思います。
    私は映画デビューは高校卒業してからですね。