☆彡映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」

　今日は朝から文楽に行ってきた。今は午後からの映画「ミセス・ハリス、パリへ行く」待ちでモスバーガーにおります。
　近くの席に20代半ばくらいのお母さんが、幼児と赤ちゃんの二人を連れてやってきました。子供たちをテーブルにセッティングして、ウェットティッシュで手を拭いてあげて、呼び出しのブザーが鳴れば赤ちゃんの方を小脇に抱えてカウンターにハンバーガーを取りに行き、子供の手にポテトを握らせ、彼女がマスクを外して自分のドリンクを飲み始めるまでに10分以上かかっていました。
　見ていた私は、なんだか心洗われるような気がしました。人生の価値というのは、心洗われる瞬間をどれだけ経験できるか、ではないでしょうか。人の美しい行いを見るとか、素晴らしい芸術に触れるとか、自分でいい演奏ができたとか、家族や信頼できる友人と過ごす何気ない時間とか。
　あのお母さんが帰り支度を始めました。赤ちゃんが何か遠吠えしています。私もそろそろ映画に行くとしますか。

　パリへ行ってきました。う～ん､映画としては可もなく不可もなくといったところでしょうか。善人や美男美女がたくさん登場するので観てる間はとても楽しめます。私にはパリの風景だけでも心洗われました。