☆彡東京旅行記 その1

2023717日(月・海の日か山の日どっちか)

 

 新幹線にて東京へ。スタバで休憩の後、宿泊地である門前仲町へ。病気のためにまぼろしに終わった青年海外協力隊の事前研修で3カ月間お世話になった街である。

まずは門前茶屋さん(居酒屋)で深川めしのランチ。ご飯のうえにアサリをいっぱい敷き詰めて蒸してある、素朴なおこわ。こんなに多くの貝を一度に食べたのは初めてかも。

深川不動尊(堂)にお参り。外壁に梵字を散りばめた、現代美術かと見まがうような本堂、四国八十八か所の砂を納めた巡拝所、ステンドグラスで彩られたみまもり不動尊、中島千波画伯による美しい天井画などものすごくいろんな美しいものが拝見できる。宗教的価値はもちろん美術的価値もすごいところだ。不謹慎かもしれないけど私は「仏教のテーマパーク」と呼んでいる。これで拝観無料とは驚き。

 その後、研修時に大好きだったケーキ屋さんを探すも、別のお店に変わってしまったのか見つからず。仕方ないので少し離れた閑静なエリアも歩いてみるが、カウンターのみのおしゃれなカフェ(ケーキがない)や、昔気質のおばあちゃんが一人でやってるジュース屋さん(お客さんがいなくて、おばあちゃんが店のテーブルについてアクビしてた。同じくケーキなし)くらいである。「じゃあベタやけど固いところでコージーコーナーに行くか~」と思ったら、なんとイートインコーナーが廃止されているではないか。ショック! そこで研修後によくお菓子を買って帰っていた和菓子の伊勢屋さんのイートインコーナーへ。本当はヨーロッパ風のケーキが食べたかったのだけど、夫はアイスクリームの載ったソーダ、私はソーダと焼き菓子のセットにした。

 隣のテーブルにやってきたおばちゃんが、クリームソーダのクリームをアイスクリームにするかソフトクリームにするか(東京のクリームソーダのクリームは2種類あるみたい。大阪のクリームソーダはアイスクリーム形式だけだ)迷っている間にお会計の人が来た。店員さんが「ちょっと待っててくださいね」と言ってレジへ。その後店員さんはおばちゃんの存在をすっかり忘れて厨房の方へ行ってしまった。私たちも全く気づかなかったのだが、15分くらいたってからおばちゃんが「すみません、私まだ注文聞いてもらってないんだけど」と言うのを聞いてビックリ。店員さんもビックリ。ものすごく気の毒だったけど、おばちゃんもっと早く言えばよかったのに。店員さんは「クリームどうするか迷ってらしたんでね~」と必死でごまかしていた(笑)なんぼなんでも15分も迷うかい! 大阪やったら5分待たされたらバトル勃発やで~。ちなみに、忘れられるほど席数の多いお店ではありませんのよ。

 その後、隣町にある「東京現代美術館」へ。会館間もない頃にも来たことがあって、今でも家の鍵をつけているキーホルダーはその時に購入したもの。Mot(この美術館の略称)と彫り込んだ文字はすっかり色が抜けてしまっているけど。

 ディヴィッド・ホックニー展を観る。御年86歳の巨匠はiPadを駆使して横長90メートルの絵を描いている。私はどちらかというと若い頃の絵が好き。色づかいや空間の使い方に何ともいえないセンスと丁寧さがある。両親を描いた絵のポストカードを購入。この旅は美術館巡りが目的で、全部で3つの展覧会を観たが、おまけのように思っていたホックニー展が一番よかった。

 

 研修時に泊まっていたホテル「東急ステイ門前仲町」にチェックイン後、またまた夜の街をてくてく歩いて月島へ。下町らしからぬタワーマンションの乱立に驚く。夫は初めてのもんじゃ焼き体験。店のオバチャンが焼いてくれたが、プロの手さばきに感動。おいしかったけど関西人にとっては不思議な食べ物ですね。おばちゃんによると、戦後の食糧難の頃に少ない小麦粉でお腹を膨らます工夫として東京ではもんじゃ、大阪ではお好み焼きができたのではないか(おばちゃん談)しらんけど、とのことである。とすれば東京の方がより小麦粉をケチっていると思う。

                           ※その2へ続く※                 

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コメント: 7
  • #1

    kirokuya (金曜日, 28 7月 2023 13:32)

    待ってました、雛澪!

    旅行記その1 通読させていただきました。懐かしかったりしますし、感想は後日に…

  • #2

    kirokuya (土曜日, 29 7月 2023 02:37)

    門前仲町、モンゼンナカチョウ。いいですねぇ響きがいかにも下町っぽくて。導入部からワクワクしてきます。
    ほろ苦い?思い出の地、感慨一入ではなかったのでしょうか。
    スウィーツを求めての師匠との道行き、楽しそうで羨ましいです。姉さん、大阪でメロンソーダにソフトクリーム乗っかってきたのはまだ最近のよ~な気がしますよ。たしかソーダフロートのメニュー名でアイスクリームが乗っかってたと思います。まぁどっちゃでもええ話ですが…続く

  • #3

    kirokuya (土曜日, 29 7月 2023 03:20)

    わかるかな?
    懐かしの喫茶店(カフェにあらず)メニュー。わかるあなたは〇〇〇

    ①ミルクセーキ
    ②プリンアラモード(プリンが…)
    ③ホットケーキ(パンケーキにあらず)
    ④キューピット
    ⑤瓶ごとコーラ
    ⑥生レスカ
    ⑦~フロート(前述)
    ⑧フルーツ缶パフェ
    ⑨缶詰のさくらんぼ
    ⑩玉子サンド東西の違い

    簡単でしたね…

  • #4

    kirokuya (土曜日, 29 7月 2023 05:03)

    ⑪ミルクコーヒー(カフェオレまたはカフェラテにあらず)ミーコーと注文、冷コーと注文するのと同じ。
    ⑫缶詰のカレー(ハインツかどっかのやつ、レトルトではない)のカレーライス真っ赤な福神漬け添えて
    ⑬ホットコーヒーとセットになってたナッツ入りの小皿

    ウーン…記憶中枢が活性化してきたぞ~~顰蹙かうのでこの辺で…

  • #5

    雛澪 (土曜日, 29 7月 2023 15:51)

    門前仲町、略してもんなか。
    kirokuyaさんが好みそうな飲み屋さんとか乱立してます。
    2日めに行ったお店なんか、まさにkirokuyaさん仕様だと栄水さんも言ってました。
    ところがそこで大事件勃発! 旅行記その2をお楽しみに?

    ①②③⑦⑧⑨ は余裕です。
    ④ は知らんなあ。
    ⑤⑥ は想像がつくけど私が自分で喫茶店に行けるようになった頃にはなかったかも。
    ⑩ は何やろ?? 卵焼きか卵サラダかってこと?
    ⑪ やたら甘いイメージ。
    ⑫ 意外においしい。
    ⑬ めっちゃ懐かしい。旅行とかで地方の喫茶店に行った時など。

    あと、ぐるっと回して占いが出てくる機械とかテーブルごとにありましたね。

  • #6

    kirokuya (日曜日, 30 7月 2023 03:45)

    Motはさておき、仏教のテーマパークは興味津々です。私仕様の居酒屋、屋号覚えてたら教えてください。検索して、居酒屋巡りのリストに加えたいです。

    さて、
    ①ミルクシェイクが本来なのでしょう。やたら甘かった。
    ②プリンが昨今の5倍固かった。リンゴの飾り切りは脇役のマストアイテム。
    ③こちらも昨今の3倍固かった。
    ④カルピス原液のコーラ割り。缶詰のさくらんぼ一輪(単位?)トッピング。
    ⑤氷の入ったグラスとあの瓶入りのコカコーラ(ペプシにあらず)が並べて供される。
    ⑥グラスの内側にレモンの輪切りをビッシリと張り付けて、そこに甘めのレモンソーダ、缶詰のさくらんぼトッピングさせて完成。輪切りの張り付けキープどないするんやろと思た。
    ⑦定番はコーヒーフロート。
    ⑧パイナップル、黄桃、みかん、色つきの寒天キューブ…バナナ以外すべて缶詰、でこれにもさくらんぼトッピング。 
    ⑨甘味系喫茶メニューの売れっ子脇役でした。
    ⑩ご指摘のとおり。
    ⑪ご指摘のとおり。
    ⑫肉が入っていた時の喜び!
    ⑬店によってはクッキーだったり…

    ④は私と同世代でも認知率半分以下です。では一旦記憶中枢を休ませます。

  • #7

    kirokuya (日曜日, 30 7月 2023 04:16)

    付録
    昭和レトロな喫茶店

    ①丸福珈琲店千日前本店
    ②アメリカン道頓堀店
    ③純喫茶スワン 
     阿倍野 高橋栄水師推奨
    ④西洋茶館
    天神橋筋4丁目 kirokuya推奨
    ⑤ニューアストリア 千里中央
    名物カツサンドに行列