ペットが勝手にコンロのスイッチを操作してしまう火事が多いそうです。みなさん気をつけてください。読売新聞に犬がスイッチを触っている写真(イメージ)が掲載されていた。わざとやらしたんかいな。それもどうだか。
夫とそれを見ていて、身近な動物の名前って面白い音のものが多いという話になった。「いぬ」「ねこ」「うま」「うし」……ナ行ってあまり進んで使うような音じゃないし、同じ家畜に一文字違いの名前をつけたのはなんでだろう。「お前のうまを連れてきてくれ、いや間違った、お前のうしを連れてきてくれ」とかならなかったのかな。
2文字が圧倒的に多いのは、昔から日本人の生活に密着した動物だから、短く呼びやすいように。あと危険な動物も2文字以下だ。「クマが来たぞ。逃げろ」だからいいけどもしクマがすごく長い名前だったら「〇※△✕□◎★※☆が来たぞ。逃げ……」くらいで捕まってしまうだろう。「蚊が留まってるよ」と言われたら手でたたけるけど「★△□◎※〇☆□が留まってるよ」だったらすでに血を吸って飛び去ったあとだろう。
翌朝、皿洗いをしながら夫に「もっとすごいことに私は気づいたで」というと夫はお皿を拭きながら「どれだけすごいことやら」と苦笑い。いやホントに昨日の説を裏付けるすごい法則なのです。名づけて「ヤギとヒツジの法則」
私「ヤギとヒツジって同じようなものやんか」
夫「えっ?! 同じようなものかなあ??」
私「だってどっちもメェェ~って鳴くし、十把一絡げに語られるやんか」
ヤギやヒツジにとってははなはだ失礼な話である。
夫「……」
私「でもヤギは昔から日本にいるから2文字、ヒツジはずっとあとになって日本にはいってきたから3文字やねん」
ここで昨日の「生活への密着度合と名前の文字数は反比例する」法則が証明されるのだ。ヤギとヒツジが同じと言われて困っていた夫も「ほお」と見直した様子。
私「まだあるで~。ライオンもトラも危険なことにはかわりないけど、トラはかなり昔に大陸から連れてこられたから2文字、ライオンは動物園ができてから日本に入ってきただろうから危険度はかなり低くて4文字やねん」
夫「ほおおおおおっ」
これは「危険度と名前の文字数は反比例する」法則の証明である。
私「それからな、ライオンは外来語であり英語やん。アメリカやイギリスではライオンの危険性が少ないけど、ライオンに襲われる可能性があるアフリカの国の言語ではライオンのことをもっと短い名前にしているはずやねん。でも1文字は聞き取りにくくて逆に危ないから2文字以上ね」
夫「ほおおおおおおおおおおおっ」
私も面目躍如である。
さっきドキドキしながら調べてみたら、なんとアラビア語ではライオンの言い方が500種類以上あるそうです。いかに身近な生き物かということですね。日本で言えば「雨」の言い方がたくさんあるようなものだろうか。
※ 厳密にいえば「名前の文字数」ではなく「名前の音節数」だと思いますが、ややこしいので
ご容赦くださいませ。
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kirokuya (火曜日, 30 4月 2024 05:12)
ショート漫才のネタ帳読んでるようで…、膨らませたら台本1本出来ますがな。
アラビア語でライオンの言い方が500種類以上?それはビックリ!ライオンの雌雄とか成人か未成年とか大きさとか体調とか機嫌とか獰猛さとか、はたまた出自によって変わるのでしょうか?アフリカやから(雨)のように季節によって変わることはないと思うのですが、天候によって変わるんかなぁ…この事覚えてたら、あとで調べてみます。
雛澪 (火曜日, 30 4月 2024 12:51)
イヤイヤ膨らませたら言語学・民俗学をクロスオーバーする研究書1冊できると
思います。でも多分、すでに研究されてるのだろうと思います。
今回はあえて答え合わせしていませんが、いずれ動物のネーミングの研究については
ネットで検索してみようかと思っています。
ライオンの機嫌によって名前が変わるのは面白いですね。500種類もあるんだから
そういうのも含まれていると思います。
あと、勇敢だという意味で、男子の名前につけられることも多いみたいです。
「アサド」もライオンのことだそうです。