☆彡映画「国宝」

目を皿にしてエンディングクレジットを見たし、帰ってからいろいろ調べてもロケ地の紹介に名前は出てこなかったけど、冒頭の料亭は花月ですよね。花月の花に丸山花街の丸で花丸かあ。抗争シーンがあるから花月の名前は出したくないのかな?
 花丸に流れる長崎ぶらぶら節、それから映画の最後に表現されていた三代目が見たかった景色というのは、小説や映画の『長崎ぶらぶら節』へのオマージュでしょう。原作者の吉田修一さんは長崎出身らしいから。
 芸事を志す人にとっては身につまされる映画であることに間違いない。大好きな芸で舞台に立つのが楽しくて仕方ないなんてありえない。怖くて仕方ないのです。それでも舞台に立つことをやめられない(やめない)のです。

物語の筋としては想定の範囲内(原作はまた違うよさがあるのだろう)だが、吉沢亮くんはじめ役者陣の最高の演技で素晴らしい作品となった。
 未知であっただろう歌舞伎の世界に挑んだ吉沢亮くん、横浜流星くんの努力を思うとそれだけで感動。そして歌舞伎役者以上に歌舞伎役者であった田中泯さん最高!
 一
つだけ。渡辺謙さんが倒れる場面、あれはあんまりです。ちょっと嫌悪感。舞台人がああいう形で舞台を穢すことはたぶんないんじゃないかな。

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コメント: 2
  • #1

    kirokuya (金曜日, 13 6月 2025 01:55)

    観られましたか。私もすでに観終わってる予定でしたが、約3時間の上映時間にたじろいでいます。体力と集中力が保てるのか?おおまかなストーリーなどは予習済みですので、体調の良い時に出かけます。

    では明日の舞台立ち会いましょう。

  • #2

    雛澪 (金曜日, 13 6月 2025 23:53)

    体力はともかく、集中力は大丈夫と思います。
    なんやかや書きましたが、よかったです。
    観られましたら感想またお聞かせ下さい。