大屋根リングの「200メートル」保存が確定してホッとしたのもつかの間、関西7大学や京都大学前学長が協同して「全体像体験のために大部分を残すべきだ」ですって。学問の府にいる方々って、ビジネス的思考とか現実的思考、危機管理ができない方々ばっかりなんでしょうか。7大学で分担して経費を永遠に出し続けてくれるなら私だってもちろん全部残してほしい。保存費用のために入場料を取るとかクラウドファンディングすればいいとか言ってるけど、そんなことで保存費用が賄えるのってせいぜい1~2年くらいじゃない?
今は夢洲に人が殺到しているけど、万博が終わってリングだけになってしまえば人流は大きく変わる。入場料だって大した収入にならないだろう。入場料を高く設定したらますます人足は遠のくしね。
それから、文化や遺産の保護にクラウドファンディングを利用するということに、私は日頃から違和感を感じているのです。難病で困っている人とか臓器移植の費用に困っている人みたいに、個人の努力だけではどうにもならない人のためにクラファンを使うのはいいと思うんだけど、文化や遺産の保護については担当省庁等がきちんと計画し、相当の予算を充てるべきではないだろうか。それがままならないなら、篤志家や有志の方々の寄付で賄うとかがいいと思う。話はそれるが、趣味的な活動でも何でもかんでも一般の人からお金を集める、という現代の風潮はそれほど価値がないパフォーマンスでもちょっと目新しければ懐が潤うってことにつながるんじゃないだろうかとの危惧もある。
1校くらい、違った考えを貫く大学があるかと期待していたけど、関関同立4大学とも入ってるやんか。もしかしたらリベラル派の京都大学は、大学としては賛成しなかったのかなと淡い期待。
私は声を大にして言いたい。「目に見えないもの、それこそがレガシーだ」そして「残されたわずか200メートルから大屋根リング全体を想像し、その素晴らしさを実感できる人間を育てることこそ大学の使命ではないのですか?」と。星の王子様だって言ってるでしょ「本当に大切なものは目に見えない」って。
万博のレガシーはほかにもちゃんとある。今書くと長くなるので次回に回します。とにかく、これ以上吉村知事を困惑させないであげてほしい。でも吉村さんもリングの価値が認められて喜んではいるみたいやからまあいいけど。
マイクロソフトの「アラスカのホッキョクギツネ」の画像がなんだか吉村知事に見えてきた。興味を持った方は画像検索してみてください。
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kirokuya (土曜日, 11 10月 2025 09:23)
万博のレガシーとして残す事になった事には諾。心配なのは、あの立地、埋め立て地であるための地盤のゆるさ、海辺であるための潮風の影響と、木材質の良し悪しはどうなのか、俄仕立ての工法での強度はどうなのか、木の腐敗、白蟻対策などなど…と、維持管理費用、多分インフレ傾向にある昨今、税金の予算はどうなんだろう?また、予算オーバーなんてことになるのでは?と危惧しています。
パリ万博のエッフェル塔、先の万博の太陽の搭とは、諸条件が違い過ぎるような気がしてなりません。
少なくとも50年以上、大屋根リングが凛と立つ市民広場になっていれば良いのですが…。太陽の搭は55年、エッフェル塔はそれ以上(現存)しています。ちなみに法隆寺は、立地、材質、匠の技により、1000年の時を超え尚且つ凛として在り。
雛澪 (土曜日, 11 10月 2025 15:12)
元々が万博終了後に解体の予定だったので、長期保存に適した造りでないことは責められません。あまりにも素晴らしく評判もいいので200メートルの保存を決めたというのがギリギリの選択だと思います。
桜の散り際しかり、武士の散り際しかり、日本人の精神は滅びゆくものを愛おしむのが得意だったはず。
ケジメは必要。全体を残してリングの評価が尻すぼみになったりしたら、作者や建築者に対しても気の毒。