☆彡映画「モディリアーニ!」と聖護院蕪

映画「モディリアーニ!」鑑賞。ジャンヌ・エビュテルヌが登場しないアメデオはやっぱり物足りない。ちょっと期待外れだった。ユトリロとハイム・スーティン、それからベアトリスが登場したのは何だか同窓会みたいで楽しくはあったが。

生前はその才能を認められることなく35歳で肺病のため世を去ったモジ。その翌日21歳で身投げした妻のジャンヌ。夫婦の物語を知った20代の頃、いつかフランスに行ったら必ず2人のお墓参りをしようと私は思っていた。
 ベルヴィル=美しい都市という名の街で中国人が経営する安宿に泊まりペール・ラシェーズ墓地を訪れたとき、数多ある文化人、芸術家たちの墓に紛れてひっそりとそれはあった。すぐ向かいにあるエディット・ピアフのお墓の方がとても華やかに飾られ、ファンが供えて行ったであろう花もたくさんあったのが印象に残っている。
 考えてみれば、あの旅って今流行りの「聖地巡礼」やん。美術ファンとしての私の聖地は、激動の20世紀芸術を牽引した画家や文豪たちが集まったモンマルトルのバトー・ラヴォワール(洗濯船)、夜な夜な芸術談議が繰り広げられたシャンソニエのラパン・アジル、セザンヌの描いたサント・ヴィクトワール山、陽光輝くニースのシャガール美術館やマティス美術館……いや数えきれない。

20~30代くらいの頃、旅に出ると、気になった面白いものや面白い組み合わせのもの、美味しいもの、景色も普通の視点ではなく芸術的な意味合いの写真をバンバン撮っていて、それでアルバムなんか創ったりもしていた。その頃はちゃんとフィルムに撮って現像してたな。今流行りの「映え」写真やん。スマホで手軽に何枚でも写真が撮れて、何事も「映え」重視っていう現代の風潮はあまり好きではない。「映え」という言葉も。

 

映画の後、大阪エキマルシェにある「京美」さんで買物して帰る。お出かけのついでに寄れて楽だし安いのでよく行く八百屋さん。蕪のいいのがあったので、分けて売られていた実と葉っぱ両方を購入。隣に陳列してある巨大な聖護院蕪が気になる。大きさの割にはお得な値段。レジにて「聖護院蕪って、普通の蕪と同じお料理に使えるんですか?」と聞くと「そうですよ」とのこと。次回はあっちにしようかなあと思いつつ「切るのん、硬いですか?」と聞いたらレジのお兄さんは残念そうな顔で「すごく硬いです!」私が聖護院蕪を買うことは今後も恐らくないだろう。

 

大阪人あるある:大阪駅や梅田駅周辺の商業施設や映画館に今まで何度も行ってるが、最短ルートがわからないため電車を降りてから一旦地下に降りたりしてものすごく遠回りをしないとたどり着けない(笑)

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コメント: 3
  • #1

    kirokuya (水曜日, 21 1月 2026 04:49)

    序盤から中盤、固有名詞の嵐でぼ~っとしました。エディット·ピアフと聖地巡礼と映えにはついて行けましたw

    聖護院蕪といえば千枚漬け。大好物です。辛口の吟醸酒とは最適の友達です。

    高校生の時ぐらいかな?川の流れる阪急三番街が開業したのは。放課後、月に2~3回は梅田、あてある時も無い時も地下街ウロウロしてました。時々映画観たりして…まだその頃はウメチカ迷いなく歩けましたが、昨今の迷路化、さらに拡張、さらにグランフロントって…もう訳わからんよ~になって、絶対迷うと確信してから、かの地は、かつての庭から異邦へと変わりました。やむなくTOHOシネマ、ステーションシネマに行く時は降りますが、未だにいっぱつではたどり着きません。

    閑話休題。最近の物価高には辟易して ますが、大根がここんとこ安いのです。ぎっしり身の詰まってるのを見極めて購入。葉っぱの方3分の1は、極薄切りにして、塩漬け後1時間、塩気水気をしっかり取って、ミツカンカンタン酢に出汁昆布、鷹の爪を加え一晩冷蔵庫で浸しておけば、ナンチャッテ千枚漬けの完成となります。
    真ん中の3分の1はおでん、シッポの3分の1は浅漬けにします。自家製千枚漬け、1週間は楽しめますぞ。
    大根の極薄切りはとても難しいです。半月になっても上等なのです。

  • #2

    雛澪 (水曜日, 21 1月 2026 14:50)

    阪急三番街も、お店がだいぶ変わって、オシャレになりすぎました。チェーン店の台頭は若干残念です。
    ミナミもお子ちゃまの街になってしまった感がありますが、映画はたいていミナミで観ます。
    やはり「道頓堀五座」から映画館発祥の地につながる、芝居の神様がいらっしゃるのでしょうか?
    私は道頓堀角座で映画を観た最後の世代だと思います。来月、大阪松竹座の閉館イベントで寅さんがかかります。観に行きます。「かかる」っていう言い方もなんか古くていいですね。
    同じイベントでかかる「ニューシネマパラダイス」のトト役を演じたサルヴァトーレ・カシオさんは今40代ですが、病気で視力をほとんどなくされていると先日新聞で読みました。長らく苦しんだけど俳優業を再開されたそうです。「ニューシネマ」も古き良き映画の世界を再現しています。
    映画好きの私はネットフリックスのやり方が我慢なりません。
    ご自身で千枚漬けを作られるとはすごい! 半月切りでもOKです。

  • #3

    kirokuya (水曜日, 21 1月 2026 16:39)

    松竹座上映会 *ニューシネマパラダイス で始まり、風と共に去って行くのですね。*蒲田行進曲 がラインナップされてるのは嬉しい。共に複数回観てて、その都度ウルッとします。再鑑賞したい数少ない映画です。寅さんの同日2本上映、おそらく松竹を最大級に潤わせたシリーズなのでしょうね。昭和、存分にお楽しみください。

    芝居小屋が消えていく寂しさは今も昔も同じです。