☆彡映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」

閉館に伴う「さよなら大阪松竹座 特別名画上映会」で「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」鑑賞。私は公開当時は寅さんファンでなかったので、映画館のスクリーンで寅さんを観るのはこれが2回目である。回目は2012年、京都南座での最後のフィルム上映。あれから14年も経つのか。山田洋次監督と浜村淳さんのトークショーもあった。浜村さんより4歳年上の監督は、背筋がスッと伸びて活舌もよく歩き方はスマートでとても格好よかった。今回は監督にはお会いできなかったが、いや~やっぱり映画って大スクリーンで観るもんだなあとしみじみ思う。旅先の風景や葛飾柴又の街並みを背にした渥美清さんもすごく素敵だった。
 DVDなどでは何度も観ている作品で、私の寅さんランキングでは5本の指に入るほど好きな作品だが、オープニングの夢シーンから主題歌にかけて、早くも号泣。山本直純さんの曲、渥美清さんの唄はこの映画シリーズの大ヒットに一役買ってたんだな。そして午前様と源ちゃんがとらやにやってくるシーンやくるま屋の居間でのタコ社長と寅さんのケンカ、おばちゃんと寅さんのケンカを観てはまた号泣。
 寅さんシリーズには珍しく、寅さんに惚れて大胆な行動に出るマドンナかがり。二人きりのデートのはずが、甥の満男を同行した寅さんにガッカリする切ない女心をいしだあゆみさんが好演している。偶然、なかにし礼さんの「てるてる坊主の照子さん」を先日読み終わったばかり。あゆみさんの末妹と結婚されたなかにし礼さんが、ちょっと不思議なあゆみさん一家の悲喜こもごもを描いた小説。礼さんもあゆみさんも亡くなってしまいましたね。昭和の素敵なものや人が少しずつなくなっていく……。

寅さん一家、お決まりのすったもんだでは客席から笑いが起き、しんみりさせるシーンもたくさんあり、とても情緒あふれる作品。そして終演後には誰からともなく拍手が。この場に立ち会えたことがとても幸せに感じられた映画鑑賞だった。

やっぱり映画は映画館で観なくちゃね。私利私欲のために映画館文化を真っ向から否定したり、市民のスポーツを見る権利を制限したりしている動画配信サービスもあるみたいだが、経済力に任せて文化を大切にしない企業にはいずれ鉄槌が下るのではないかと思う。

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」(ダモクレスの剣/スパイダーマン)

コメントをお書きください

コメント: 9
  • #1

    kirokuya (日曜日, 15 2月 2026 06:20)

    いしだあゆみさん、美しくまた多才な芸能人でしたね。ファギアスケート、歌手、俳優、それぞれの分野で活躍されて、トップクラス。わたし的には、歌手時代の、大ヒットした *ブルーライトヨコハマ より *砂漠のような東京で が 好きで、当時(高2)のバイト先、長崎屋茨木店の今でいうとフードコートの(ジュークボックス)で何度も繰り返し聴いていました。 イントロで入るオカリナの音が気にいって、バイト代で買って我流で猛練習して、耳コピで音は拾えたよ~な記憶があります。*…照子さん 読まれたんですね。あの商店街、阪急池田駅前で盛業中、たま~に行ってます。入り口左の店のなんちゃらいう店の寿司盛合せと蕎麦で一杯、旨いんですわ。

    松竹座で寅さん、至福なお時間でしたね。その作品もぼんやり覚えてて、デート中の渥美さん、いしださん、幼かった吉岡さんのやりとりのシーン浮かんできます。*…あじさいの恋 筆者のご指摘で気付きましたが、たしかにそういうことでは異色作ですね。いやぁ~やっぱりのどかなのがええわ!

  • #2

    kirokuya (日曜日, 15 2月 2026)

    昭和の町の映画館、良きです。シネコンはギリOK!(ほぼ)それしかないしね(*^▽^)/★*☆♪(´ー`).。*・゚゚(*´-`)

  • #3

    kirokuya (日曜日, 15 2月 2026)

    *ディスクロージャーデイ は鑑賞予定に入れました。

  • #4

    kirokuya (日曜日, 15 2月 2026 11:32)

    補足:
    なんちゃらいう店

    池田栄町商店街の太郎兵衛寿司さん

  • #5

    雛澪 (日曜日, 15 2月 2026 22:13)

    「街の灯りが とてもきれいね ヨコハマ」という、子供でもわかる言葉を唄の冒頭に持ってくるというのはすごい! 天才ですね。あゆみさんの雰囲気とも合ってます。
    あゆみさん演じるかがりさんは、不幸な経歴から身に着いた癖なのか、いつも控えめで自己主張に乏しく我慢してばかり。恋人が資産家の娘と結婚すると知っても
    「彼が幸せなら」と怒ることすらしません。
    そんな気弱な振る舞いを陶芸の師匠に叱られ、住み込み女中の仕事を辞めて故郷に
    帰ってしまいますが、師匠からの叱咤激励を思い出して寅さんに思い切った恋仕掛けをするのです。彼女にそんな勇気を出させる懐の深さが寅さんにあったのだともいえるでしょう。そういった深い心情も、映画館で観たからこそよりリアルに感じ取れたような気がします。
    かがりさんの性格や劇中での成長を考えると、シリーズ中いくつかあるマドンナの方から寅さんに惚れる作品の中でも異色作であり最も美しい作品です。観ている間、私が一番好きなマドンナであるリリーさんのことも忘れてました。
    太郎兵衛寿司さん行ってみたいです。
    「ディスクロージャーデイ」楽しみですね~。

  • #6

    kirokuya (月曜日, 16 2月 2026 03:28)

    *男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
    調べたら、シリーズ50作中29作めでした。国民映画、盆と正月の風物として定着して、松竹のドル箱、我が世の春の頃の作品なのでしょう。
    改めて観かえしても、そうそうたる顔ぶれのマドンナさん達。公開当時のポスター写真眺めているだけでワクワク楽しくなります。
    いしだあゆみさんに当て書きされたのであろう脚本、彼女もそれに応えようとされたのでしょうね。近々再鑑賞してみます。

    *砂漠のような東京で
    コンプライアンスとかジェンダーなんとかの昨今、歌詞的には全くアウトです。

    南大阪(境目は適当に)にお住まいの方へ…池田観光案内。実はみどころ満載の街なのです。
    池田駅前栄町商店街をまっすぐ、ドンツキを左へキュッと曲がると、落語ミュージアム、そこからピュッと先に大衆演劇の呉服座。駅から北の方には、小林一三さんの旧居跡と逸翁美術館、マグノリアホール、池田城跡、五月山公園と小さな動物園。駅から南の方には、日清食品創業者安藤百福さんの旧居跡(?まだ有るのか不詳 )とチキンラーメンミュージアム。カップヌードルが自分好みの味、具材で作れます。バラエティーに富んでいて、どれかに絞って一度お訪ねください。

  • #7

    雛澪 (月曜日, 16 2月 2026 19:19)

    実はチキンラーメンミュージアムは行ったことがありまして(主人も)ラーメン作りました。あと、前の三味線の師匠が以前に社会人落語決定戦に出場したので応援に行きましたが、敗退されてました。
    たしかマグノリアホールの近くに、数年前まで天満にあったコーヒーショップが移転されたと思います。

  • #8

    kirokuya (火曜日, 17 2月 2026 03:22)

    カップヌードル作られましたかwwなんか無邪気になれていいですよね。
    社会人落語も行かれたんですね。下手なプロ(名は伏せますw)より上手な素人が居たりします。

    観光案内追捕
    小林一三さんが日本で初めて宅地開発分譲された室町住宅。
    二代目桂枝雀師が愛飲された銘酒呉春の酒蔵。

  • #9

    kirokuya (火曜日, 17 2月 2026 03:35)

    柴又から池田にスリップしちゃいました~。地元愛なんやな~とお納めくださいまし。