文楽人形遣いの桐竹勘十郎さんが映画初出演。一緒に行った主人の第一声は「いつまでも観てられるなあ」だった。私はどちらかというとストーリー性(突飛なストーリーであったとしても)の高い映画が好みなのだが、その私にとっても「いつまでも観てられる」作品だった。
時計と時間、街と移動、今と昔といったモチーフがとてもうまく絡み合った物語。私は写真や映像の表現においては構図が最重要事項だと思っているが、絵心に満ちたカメラワークも素晴らしかった。中尾広道監督は脚本も書いているようだ。とても哲学的かつ普遍的なテーマを上質なフランス映画のようにエスプリの効いた作品に仕上げている。
勘十郎さんの演技も素晴らしかった。ただ、長ぜりふの話し方がなんだか落語家みたいだなあと感じた。他の出演者のせりふはまさに俳優(ナチュラルとかいい意味で)という感じだったのに。落語家、それも米朝さんっぽい。勘十郎さんのお姉さんは女優の三林京子さんで、彼女はプロの落語家でもある。あとで調べたら三林京子さん(高座名:桂すずめさん)は米朝一門だった。お姉さんにせりふの練習を手伝ってもらったんだろうか? ついでに調べたら、監督はキャスティングを考え始めた頃、勘十郎さんの役を噺家の人に頼もうかと思っていたらしい。納得。
それから、文楽大ファンの私がいうのもナンだが映画に出てきた文楽「面売り」のシーンっているのかなあとちょっと思った。道行きでもないし。監督は、昔の街の賑わいを「面売り」に掛け合わせて表現したらしいけど、う~ん?? 勘十郎さんが出演してくれたことに対する監督のサービス精神だったんじゃないかなと思ってしまった。「面売り」の場面はもっと短く挿入するか、または勘十郎さんのせりふで「文楽には道行きいうのんがありましてな……」とか語るみたいな感じでもよかったのでは?
追記:YouTube更新しました
(第13回 いやさか音頭)https://youtu.be/lPDPR3XgqBU
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kirokuya (金曜日, 06 3月 2026 16:00)
*道行き
2026.3.6
テアトル梅田 9:40 上映回
奈良県御所市の風景を借景に、豊潤な時間を過ごさせていただいた。微睡みのなか、モノクロ映像に身をゆだねていたら、あっというまに、終。久しぶりに観た(終)文字のエンドマーク。おお懐かしや。
1960後期から活躍されてるフォークシンガー大塚まさしが出ていてビックラポン!関西フォークの大御所、やっとりまんなぁ…
感想とか評価の外にある映画でした。
kirokuya (金曜日, 06 3月 2026 16:09)
題名には騙されたかな。歌舞伎、文楽のそれをイメージしてました。*面売り の挿入はたしかに要らんかったかな。
to be continued かも?
kirokuya (土曜日, 07 3月 2026 01:51)
題名と作品内容のギャップが気になって仕方ないので調べてみたら…道行き=心中物→曾根崎の森へ向かう初と徳兵衛の最期の連れ添い歩き…をイメージして、思い込んでた私の認識不足が判明。そのまんま、(道を行く)の意がある。鉄道、時計、時、風景、昔語り…なんとなく繋がってきた(気がする)。文楽の人形遣いさんが出演されるので、なおさら思い込んだんだ。
ー終ー
雛澪 (土曜日, 07 3月 2026 01:52)
やたらに長いオープニングの後、ようやくタイトル。
そしてキャスト・スタッフのロール。
エンディングはいきなり「終」
寅さんもそうですね。昔の日本映画ってそうなのかな?
昨年見たアメリカ映画も今と昔を描く話で最後に「The End」と出ました。
カッコよかった。
文楽もいきなり終わります。観客もさっさと帰ります。
アンコールもカーテンコールもなしで、観始めた頃はとてもビックリしました。
でもとても日本的で素晴らしいと今は思っています。
文楽の海外公演でカーテンコールがあったとか聞くと、ちょっと複雑です。
主人公が電車を運転していて知人たちがそれぞれの駅で降りていくシーン。
ひとりひとり自分の駅で人生を降りていくというイメージかなと思います。
降りるまでのわずかな間だけれど一緒に進んでゆくという「道行き」
また、勘十郎さんが主人公を「月でも見にいきましょうか」と誘い
二人で夜の街を歩いてゆく「道行き」など感じられたので
私はタイトルには違和感ありませんでした。
雛澪 (土曜日, 07 3月 2026 01:55)
失礼しました。同時にコメント入力してましたね。ビックリ!
kirokuya (土曜日, 07 3月 2026 03:05)
えっ!?
起きた人とこれから寝る人。
kirokuya (土曜日, 07 3月 2026 04:18)
私が慣れ親しんだ時代劇ラストの
終
アメリカ映画の
The End
フランス映画の
Fin
共に、四の五の言うな!これでオワリなんじゃ!後はお前らで想像するなり考えるなり好きにせぇ!な突き放し感、潔ぎよくてカッコよくて好きでした(*´-`)
*道行き で復活させてくれた監督、ありがとう!
kirokuya (土曜日, 07 3月 2026 06:09)
訂正
大塚まさし→大塚まさじ
kirokuya (土曜日, 07 3月 2026 10:43)
自身の記憶を固定化するのと、1953(kirokuya誕生年)以降の(昭和)のカタリベとして、筆者さん、読者さんに伝えておきたいので、当ブログをお借りして、駄コメントを晒しています。曖昧になってる記憶もありますので、時間のゆとりがたっぷりあるジジイの昔語りと笑ってお納めくださったらありがたい。
ー大塚まさじさんと彼のあとさきー
筆者さんのご主人さま、ご存じ高橋栄水さんが音楽を始められたきっかけは、大学時代、ラジオで聴いた吉田拓郎さんだとお聞きしています。ギターを始められ、さらに初代高橋竹山さんの音に魅せられ?我流の太棹練習→高橋栄山さんに入門→間だいぶ飛ばして→2026.3.5に路上演奏2300回まで進めてこられた。
まず拓郎さんがいらっしゃった。
その拓郎さん、1970代のフォークソングの牽引者のお一人であった。彼が音楽を始めたきっかけは、知る由もないが、拓郎以前にあったのが、いわゆる関西フォークと呼ばれたフォークソングのムーブメントだったのです。岡林信康、高石ともや、西岡恭蔵、西岡たかし、中川イサト、フォーククルセダーズ、杉田二郎、加川良…錚々たる兄貴達がしのぎをけずってました。その一人に大塚まさじが居りました。ディランという喫茶店を営まれてもおり、仲間が集まり熱苦しい拠点だったと聞いていました。ディランという店名はもちろんあのノーベル文学賞を受賞されたボブ·ディランからとっています。ですから関西フォークのさらに前に、ボブ·ディラン、ジョーン·バエズ、ピーター·ポール&マリー(P.P.M)…のアメリカの反戦フォークソングがあります。*花はどこへ行ったはその頃の代表的な歌で、筆者さんはご存知の*ブゴニア のエンディング曲です。さらにさかのぼるのは、スマホでの人差し指1本打ちの集中力の限界が近いので止めておきます。
関西フォークから、
*春一番コンサート
*8.8(ハチハチ)ロックデイ
が誕生。今の〇〇フェスへと繋がります。何回かそのハジけた熱量に心身焦がしに行きました。
私見であることを申し添えます(終)
kirokuya (土曜日, 07 3月 2026 11:00)
文章作成能力では、筆者さんに及びもつかないことも申し添えます。昭和の謎、疑問、質問などあれば、キャパシティの範囲で回答させていただきます(終)
ブラックkirokuya:ジジイ、何回(終)んねん!