邦画は普段あまり観ないのだが、作品のテーマに惹かれるものがあったので観に行った。映画としてはう~ん……特段の感想はないかな。時系列が少しややこしかった。
か弱き存在、守られるべき存在であるはずの子供たちが身近な大人によって苦しめられる。しかし自分にも明るい未来があるかもしれないというかすかな希望を持てた時に、か弱き存在の彼女らは自分を守るため、親殺しという壮大な計画を立てる。
「親孝行こそが最大の善」「何をおいても親を大事に」という価値観は今や崩壊した。「毒親」なる言葉ができ、子供の心身に対する「虐待」事案が次々と明るみに出る。親が絶対ではない、自分自身をいたわり愛することこそが大切だと認識できたことは、社会の成熟と呼んでよいだろう。この変化によって救われた人はとてもたくさんいるはずだ。
先日、子供が犠牲になる悲しい事件が起きた時「未成年の子供がいるのに再婚などするからだ」「じゃあ子供がいる人は再婚したらダメだとでもいうのか」なんていう論争が一部で巻き起こったという。本質が見えていないこんなバカバカしい論争になることが私は悲しい。子連れ再婚しても幸せに暮らしている人はたくさんいるだろう。大切なのは、何か事が起こった時に親はたとえ自分がどれだけの犠牲を払おうとも絶対に子供を守らなければならないということ。たったこれだけのことができない親がいる、これが問題なのだ。血のつながりとは関係ない、責任感ある大人かどうかということだと私は思う。
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