会社帰り、明日は休みだからブランチをどうしようか考える。キュウリが1本残ってるから.ハムとキュウリのサンドイッチ、それからシーチキン入りオムレツのサンドイッチにしよ。
ただいま~。休みだった主人が晩ご飯を作ってくれてていい匂い。
「昨日のささみ梅フライが少し残ってたから、それとシーチキンの卵焼きにしたよ」
あっしまった!
シーチキン卵とられたっと思いつつも「わ~美味しそう」とか何とか言って席に着く。
シーチキン卵を食べ始めて私は思う。ちょっとこれ多いんじゃないの?
うまいこと2切れくらい残らないかな、そしたら明日のサンドイッチに使えるんやけどな。でも今そんなこと言うたら「食べんといてや」とあからさまに牽制してるみたいになってしまうし……。
まるで「おいしい給食」主人公の市原隼人さんのように心の声と格闘しながら私の手は途中からささみ梅フライや具だくさんのお味噌汁にばかり伸びている。さりげなく主人のお箸の動きをチェックするのに気づいていたのか否か、少しして主人が言った。
「お腹ふくれてきたなあ」おおおお、いいねえ、その調子。
「これ、残ったら明日サンドイッチにでもする?」うわ~っ! 最高の展開っ!
言われて初めて気づいたかのように、なおかつ主人のアイデアに最大の賞賛を込める感じで私は言った。
「うん、いいねえ~」
翌日のブランチは、ハムとキュウリのサンドイッチ+シーチキン卵とレタスのサンドイッチ。シーチキン卵を狙っていたことを白状したら主人いわく
「残ったらサンドイッチに使えるなって思ってたから卵4こ使ってん」
さすが、同じ食生活を営んできただけのことはある。
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