☆彡文楽「まちの灯」とチャップリン

 友人Sさんと主人と人で文楽「まちの灯」を鑑賞しました。チャップリンの代表作「街の灯」を文楽にしたものです。

劇場に行くまでは「文楽でチャップリンをやってみました」みたいな感じだったらどうしよう……と若干の心配はあったのですが、あまりの素晴らしさに驚きと感動の涙!

脚本・演出の大野裕之さん(脚本家・日本チャップリン協会会長)いわく

『目指すものは、「完全に文楽である作品を創ること」であり、同時に「完全にチャップリンである作品を創ること」です。』

本当にその通りのことが実現していました。与次郎はただ与次郎であり、お花はただお花であり、ただただ文楽でした。そしてチャップリンの創った「街の灯」という物語も確かにそこに流れていました。

この作品は安易なコラボレーションなどではなく奇跡です。これが可能だったのは、「街の灯」という物語と文楽に相通ずるもの(精神性、人間の優しさや正義のようなことかと思います)があるからだと主人が言っていました。私もそう感じました。終演後、先に家についたSさんから「シャワー上がりにビール! あぁ~、良い気分です。良かったね~」ってLINEが来てました。

文楽三味線、鶴澤友之助さんの作曲も素晴らしかったです。それから、盲目の患者を治したと噂の医者が「壺坂にいる」って、文楽ファンの心わしづかみ。

  

作品の素晴らしさを多くの人に知っていただきたく、大野裕之さんの言葉などを劇場で配布されている「Bunraku Summer Festival」から引用させていただきました。