☆彡そば湯が好きすぎて

「そばは元気の食べ物、うどんは病気の食べ物」ということわざがある(※1)

普段はうどん・そばを同じように考えているが、体調を崩して食欲がない時に夫にパック入りのざるそばを買ってきてもらったら全然食べられなくてビックリした。たぶんパック入りの冷やしうどんだったら食べられたと思う。

これは生来うどん好きの関西人のDNAがなせる業なのか、それともそばとうどんの食品学的な違いなのか。そう考えながら調べてみると、確かにうどんはほとんど炭水化物で、そばにはたんぱく質やビタミン、食物繊維など栄養的にすぐれた成分がうどんよりたくさん含まれているようだ。ゆえに自分の体調が低下している時などはそばのエネルギーに体が対応しきれないということがいえるのではないだろうか。

ところでふだんの私はうどんもそばもどちらも好きだが、ざるそばの後で出てくる「そば湯」が好きすぎて、温かいおうどんを食べたい時でもついざるそばを頼んでしまったりする。そして急須のような入れ物に入って出てきたそば湯をいつも全部飲み干してしまうのだが、厨房で「そば湯を全部飲む人って……普通はそんなやつおらんやろ~」などと話題になっているのではないかと気が気でない。

そば湯の何が好きかというと、味や香りももちろんいいのだけど、「そばを湯がいた後のお湯には、そばの風味や栄養分がいっぱい溶け込んでいるので、捨ててしまうのはもったいない。お湯も合わせて味わって、それら栄養分もあますところなく摂取しよう」というコンセプトがあまりにも素敵すぎるのだ。最初にそば湯をお客さんに出そうと考えた人は天才! そばつゆで割って飲もうと思いついたのも最高のマリアージュ!

ただ時々失敗してしまうことがある。そば湯をそばつゆで割って飲むには、そばを食べる時に出てきたそばつゆを全部そば猪口に入れてしまっていると、最後にそば湯を割る時に味が濃くなるし塩分取りすぎにもなる。しかし、そばが運ばれてきたときにはおなかがすいているのでそんなことはすっかり忘れており、そばつゆを全部そば猪口に入れてしまうことが非常に多い。で、最後にそば湯とともにそばつゆも全部飲み干すハメになり、塩分が高くて後で喉が渇くからとお茶も全部飲み干し、おなかたっぷんたっぷんになってしまうのだ。

そばといえば、定年退職した男性の間で「そば打ち」なる趣味が人気を博して久しい。なんで猫も杓子もそば打ちなのかなあと不思議に思ったりもする。何となく男性的なものづくりという感じがしてカッコいいとか思うのかな。

ただ、普段から私の夫のようにお料理などをよくやってくれる男性がそば打ちに凝るのはいいんだけど、それまで全く家事に協力的でなかった夫が、退職してヒマができたからっていきなりそばを打ち始めたりしたら、奥さんは腹が立つやらアホらしいやら、そば打つ前にご飯の炊き方を覚えろよ、とか思って心中穏やかにはいられないのではないだろうか。世の男性よ、そばを打つなら普段のご飯が少しくらい作れるようになってからにしましょう。

 

※1:うそうそ、こんなことわざありません。私が今考えました。

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コメント: 4
  • #1

    まりこ (火曜日, 25 5月 2021 17:33)

    蕎麦談義^ ^惹かれます^ ^�

  • #2

    雛澪 (水曜日, 26 5月 2021 00:52)

    まりこさん、またよろしければお蕎麦屋さんなどご一緒しましょう。

  • #3

    マリコ (水曜日, 26 5月 2021 18:22)

    はあい^ ^�
    と言いたいのですが�
    蕎麦アレルギー�で�
    おうどんも食べれる所であれば�

  • #4

    雛澪 (水曜日, 26 5月 2021 22:42)

    ああっそうなんですね。おうどんでもお蕎麦と同じ厨房で作っている場合は
    注意しないといけないみたいですね。
    やっぱりスイーツとかにしといた方がよさそうですね。