☆彡映画「アイス・ロード」

 夫と映画館に行くことはほとんどありません。

 夫が映画嫌いとかではないんです。付き合い始めてから数年の間に夫を誘って行った映画がことごとく外れだったのがあまりにも申し訳なく、「私が観てよかったと思った映画だけを誘う」という形式に落ち着いたのです。私が観てよかったとしても「あまり人に薦める映画ではないな」とか「よかったけど2回観るほどじゃないな」という作品は省かれますので、この形式になってから夫と行った映画は「ファヒム/パリが見た奇跡」だけでした。「ファヒム」は本当に素晴らしい映画です。2020年8月21日のブログでも紹介しています。あと、番外編として「お帰り寅さん」は初めから2人で観に行きました。そして後日私1人でもう一度観に行きました。

 さて「アイス・ロード」です。久々に夫と行った映画、しかも私の誕生会のイベントとして。もちろん私は先に1人で観ていますので2回目です。私はこの映画に「令和のダイハード」の称号を与えました。アクションやサスペンスだけに終わらない詩情、登場人物の魅力、そして何よりストーリーのそつのなさ。まさにダイハードではないですか。

 氷の上を走るトラックという設定のため、映像美も素晴らしかったです。とくに発端部分の風景、動きのダイナミックさはまるで現代絵画を観るかのようにわくわくします。映画館で観ることができて本当にラッキーでした。私はアクション映画はどちらかというと苦手なのですが、そんな私でもとても楽しめる、知性派アクション映画でした。

 ただ一つだけ難をいえば、悪役との闘争シーンが長すぎるやろ~、ということです。なんで全員あんなに強いのか(明らかに死んだと思うようなダメージを受けても生きている。ゾンビやないやろ~)。お互い強いだけに闘いが長い! あの闘争シーン、半分で充分やろ! と突っ込んでしまいました。

 それはさておき、私の中で最高位グループにランクインする映画でした。どうしても夫に観てほしかったのですが、大阪市内ではもう上映が終わっていたので高槻の映画館まで行きました。なぜこんなにいい映画が早く終わるのか(上映館が少ないのか)。多くの人に支持される映画やわかりやすい流行りものも収益のためには大事なのでしょうが、映画館など運営側の方々は本当にいい映画をよりたくさんの人に知ってもらう努力ももっとしてほしい。観客を育てる意識を持ってほしいと思います。

 

 余談ですが、私は「ダイハード」がめちゃめちゃ好きで、「ダイハード2」も大好き。そして「ダイハード3」以降はどうでもいい派です。あとで知ったのですが「アイスロード」の脚本は「ダイハード3」の脚本家のようです。映画館を出て夫に「この映画は令和の〇〇。さて何でしょう?」とクイズを出したら「ダイハード」と返ってきましたよ

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コメント: 2
  • #1

    マリコ (金曜日, 17 12月 2021 18:43)

    映画デート❤️
    良いですね^ ^

  • #2

    雛澪 (木曜日, 23 12月 2021 00:27)

    マリコさん、いいでしょう�