☆彡生誕140年ユトリロ展

 美術館「えき」KYOTOにて11月3日から「生誕140年ユトリロ展」が開催されます。ユトリロといえば、私がまだ美術のことを何も知らない高校生くらいだったある日、読んでいた本の中に「ユトリロのような……」というフレーズが出てきてユトリロってなんだ? と思ったのが始まり。人の名前ということすらわからなかったのです。

 絵を観るようになっても彼の絵はなんだか暗い感じがして、長いこと好きにはなれなかったのですが、様々な美術を経験した今となってはあの静謐な感じの白色や、私の愛するモンマルトルの街を描いた絵など大好きです。

 入館料(一般)1,000円、前売券はナント800円。私が絵を観始めた20代の頃に足繁く通った「ナビオ美術館」を思い出しました。HEP NAVIOに変わってからも映画館には時々行きますが、昔はナビオ阪急という商業ビルで3階にナビオ美術館があったんです。ほとんどの画家をあそこで覚えたと言っても過言ではないくらいお世話になりました。好景気もあったのか、国内外の一流画家の展覧会を本当にたくさんされていて、一般の美術館ほどスペースが広くないので展示作品数も多すぎることなくとても見やすかったです。何よりよかったのは、一般受けを狙ってやたらにいろんな作家の作品を並べるのでなく、一人の作家に絞った展覧会が多かったこと。そのナビオ美術館がたしか通い始めた学生の頃は入場料550円くらいではなかったかな。最終の入場料(一般)も7~800円くらいだったような気がします。美術展の相場が2,000円となってしまった今では夢のような話です。

 ユトリロ展は私の誕生日のお祝いに夫と行くことになりました。ちなみに、展覧会のチラシの裏面左上に印刷されている絵の右端に描かれている高台のようなところ、上が小さな公園になっていて、2014年に私がフランス一人旅をした時に三味線を演奏した公園です。ピカソやモジリアーニ、アポリネールら芸術家たちが通ったシャンソン酒場「ラパン・アジル」のはす向かいです。

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コメント: 4
  • #1

    kirokuya (月曜日, 30 10月 2023 15:55)

    西洋絵画には殆ど造詣がありませんが、夜のカフェを描いた作品がユトリロであったようななかったような?その暗闇の中の明かりが、妙にあたたかく感じられ、今みたら、そうこれや!と言えます。

    Hankyu Entertainment Park
    の前身の劇場では、20歳代初めの頃アルバイトで随分稼がせていただきましが、昼公演と夜公演の間の待機時間に、飲食とギャンブルと〇〇で費やして生活ギリチョン、何やってんねやろ!?な後悔も少々あり~の、力強い時期でした。

    誕生日のお祝いにユトリロ展行くって、粋(すい)やなぁ…

  • #2

    雛澪 (月曜日, 30 10月 2023 23:10)

    kirokuyaさん、夜のカフェはたぶんゴッホではないでしょうか  (^_^;)
    描かれているアルルのカフェも見てきましたよ。
    前身の劇場……阪急ファイブのオレンジルームですね!
    演劇を知らない私でも知ってました。熱い時代です。

  • #3

    kirokuya (火曜日, 31 10月 2023 03:03)

    ゴッホ!?トホっ(´ー`).。*・゚゚

    前身の劇場…商業演劇の梅田コマ劇場です。美空ひばりさん、当時の二代目中村扇雀さん…の舞踊シーンで、ドライアイス噴射させてました。

    美術館があったのか、記憶にないのです。映画館はモギリ嬢のはからいでフリーパスでしたよ。オレンジルームは…♪思い~出ボロボロ~♪です。記憶が噴射しますので、止めます。

    〇〇歳、おめでとうございます(^-^)/



    オレンジルームも親しかったです。

  • #4

    kirokuya (火曜日, 31 10月 2023 03:06)

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